整体 筋肉反射テスト Oリングテスト | 整体は大阪心斎橋のエルンテ整体院
このページでは当院の整体法「体話式快復操法」で用いる検査法を詳しく説明しています。
主に筋肉反射テストやO(オー)リングテストによるTLおよびチャレンジを紹介しています。
従来の検査法
整体の検査法には大きく分けて
- 静診(せいしん:クライアントの体を立たせた状態あるいは寝かせた状態で把握する)
- 動診(どうしん:クライアントの体の関節を動かしてもらい、動きやすさなどを把握する)
- 触診(しょくしん:クライアントの体に直接触れて皮膚や骨、筋肉などの状態を把握する)
- 問診(もんしん:クライアントに質問をして体調を把握する)
が挙げられます。
どれもクライアントさんの身体や生活習慣など詳しく知るためによく使われています。
当院ではこれとは別に「体話」という検査法を設けて、頻繁に利用しています。
体話=体と会話をする
体と会話するとは一体どういうことでしょうか?
まず人間は大まかに「心」と「体」に分けることができます。
静診や動診、触診で把握することができるのは大きな関節の動きや体表に近い浅い筋肉などの状態です。
体内深部にある筋肉の状態、骨がどのように歪んでいるのか、どちらの関節を整える必要があるのか、など先に上げた検査法では分かりにく場合があります。
こういう場合、体に直接質問を投げかける方法が分かりやすく答えが返ってきやすいのです。
体はデジタル
体に質問を投げかける場合、コツが必要です。それは、
イエスかノーで答えやすい質問形式にする
のです。
体は人間のように一度に詳しい内容を教えてくれません。
意外にもデジタルな対応しかしてくれませんから、二者択一方式の質問が適しているのです。
詳しい情報を知るためには、この質問を繰り返していくことが必要になります。
体話式検査法① TL
TL(ティーエル)とはTherapy Localization(セラピーローカライゼーション)、日本語では「治療地分析」と呼ばれる検査法です。
AK(アプライド・キネシオロジー)の創設者ジョージ・グッドハート博士により確立されました。
クライアントの問題(障害)の疑いのある部分に、エネルギーをプラスしたりマイナスしたりすることによって、クライアントの検査筋の筋力の強弱反応を測るのです。
左の画像ではTLを用いて背骨の歪みを調べている様子で、当院では良く行っている検査の風景です(映っていませんが、私の右手はモデルさんの背骨を触っています)。
背骨は小さい骨が集まって出来ていて、その両側から神経が出ています。これらの小さい骨が歪むと神経の流れに大きな影響を与えます。
画像ではクライアントの三角筋という肩の筋肉を「検査筋」として用いています。検査筋の筋力の強弱で見分けます。
背骨が整っている ⇒ 検査筋は強くなる(陰性反応) ⇒ 神経や体液の流れは健康
背骨が歪んでいる ⇒ 検査筋は弱くなる(陽性反応) ⇒ 神経や体液の流れが偏り不健康へ
これは一例ですが、調べたいところにタッチして強かった筋肉が弱くなれば、そこに歪みや不調があるのかどうかが分かるのです。
体話式検査法② チャレンジ
チャレンジは先のTLに似ており、骨格の部位によって使い分けたり、方向性を診る時に使います。
例えば先の骨盤の歪みですが、前後での回転と内側外側への開閉の動きが合わさっています。
どちらの方向が問題なのかを細かく知りたい場合にとても使いやすく、体の反応を診ることができます。
チャレンジの刺激の方向が異常・障害を悪化または助長させる方向であれば、強い検査筋は弱くなります。
体話式検査法③ O(オー)リングテスト
これは大村恵昭博士などによって精度の高い検査法として確立された検査法です。
原理はTLなどと同じです。TLは大きな筋肉(肩の三角筋や太もも裏側のハムストリングス筋など)を使いますが、Oリングテストは手指を用います。
手の親指と人差し指もしくは中指の先同士をくっつけ、円をつくります。この形がアルファベットのO(オー)に似ていることからOリングテストと名づけられたのです。
クライアントの片方の手でOリングを作り、もう一方の手で原因として疑わしい体の部分にさわります。検査者は、クライアントのOリングの中で自分の指によるOリングを作り、クライアントのOリングを離すように真逆の方向に力をかけます(左図参照)。
疑わしい部分を触った時に、クライアントの指の力がゆるみ離れれば陽性となり、そこが問題箇所あるいは調整箇所となります。
指が離れず、力が入ったままだと陰性となり、そこは健康な箇所だと分かるのです。
体話式検査法の応用範囲
これらの体話式検査法は体の不調や障害を調べるだけでなく、その他情報を知る事も可能になります。
例えばスーパーマーケットに行って、鮮魚コーナーで適当な魚を選びます。
その魚を触りながら、TLやOリングテストなどの筋力検査を行うことで、その魚が体に合っているのかどうかが分かるのです。
例えば薬を用いて行っても、体に合った薬かどうか分かるのです。