当院の施術方針(1)痛みに関する考え
このページでは当院の施術方針について解説しています。整体の効果にも影響する非常に大切な内容ですので、しっかりお読み下さい。
そしてこの内容に共感された方はご来院下さい。
1.痛みには理由があって、悪いものではありません
当院には「今すぐこの痛みをなんとかしてほしい!」と訴える方もいらっしゃいます。
私も同じ人間ですので、辛さや今すぐ痛みを止めたいというお気持ちもよく理解できます。
でもちょっと待って下さい。
なぜ身体は「痛み」を発しているのでしょうか?
「痛み」には何か意味があるのでしょうか?
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私たちは痛みを感じるお陰で身体の不調に気付くことができます。そして、症状がひどくなる前に対処できるのです。
また自然治癒力が活性化する過程の好転反応として、一時的に痛みを感じる場合もあります。
痛みを取るのは簡単です。痛み止めなどの薬を服用して抑えればいいのです。
しかしよく想像してみて下さい!
あなたの大切な家族やお友達が薬などで痛みを一時的に抑えているとします。
でもしばらくすると薬の効果が切れて痛くなって辛い思いをされている・・・
これでは本当に痛みから解放されて根本的に解決したと言えるでしょうか?
2.痛みは、身体からあなたへの大切なメッセージ
ところで私は「オステオパシー」「アプライド・キネシオロジー」などたくさんの整体手技を専門学校やセミナーで学びました。
当時の授業中にふと思いついたことがあります。
「もし神様がいるなら、人体は神様が作った美しい仕組みであり、芸術品なのかもしれない」(私は特定の宗教に属しているわけではありません)
人間の体は、知れば知るほど本当によく出来ている仕組みなのです。
だとすると、「痛み」もその美しい仕組みを構成する要素の一つかもしれないと思えてきました。
体にとっては必要があるから痛みを発している。
痛みにはそれなりの理由があり、必ずしも悪役というわけではない・・・
痛みとは体からあなたへのメッセージもしくはサインなのです。
「体のことをもっと知ってほしい、理解してほしい、目を向けてほしい」
というメッセージだと私は考えています。
このメッセージと正面から向きあわなければ、根本的な快復はありません。
当院では全身のバランス調整をしっかり行っていきます。
痛みを抑えたければ、実はこの方針が”急がば回れ”なのです。
症状が再発している場合は、心身両面での全体的なバランスや歪みと向き合う必要があります。
3.痛み≠不調の原因
当院では「痛み」は「不調の原因」そのものではないと考えています。
先ほども述べましたが「痛み」は体からのメッセージであり、様々な内容を含んでいることが多いです。
「まだ身体が歪んだままです」
「自然治癒力を十分に働かせることができません」
「不要な食物を摂取していますよ」
などなど。
そのため当院では
「痛みさえ取れればよい」「痛みが無くなった=治った」
という考えで施術や日常生活のアドバイスをしておりません。
当院の症例では、初期において痛みがかなり軽減することがありますが、痛みが無くなっただけでは根本的に快復したとはいえない場合があるのです。
では、何がその原因になっているのでしょうか?
4.不調の原因のほとんどは、ご自身の生活習慣。
当院では
「心身のあらゆる不調はご本人の生活習慣に原因が潜んでいる」
と考えています。
ここでの生活習慣とは
身体の動かし方、行動パターン、食生活、生活環境の他、物事の見方や価値観、日頃よく感じやすい感情など
であると考えております。
ご来院される方々と一緒に原因を探りながら「自然と心と体のバランスを整える」ことに主眼を置き、より健康的で快適な毎日が送れるように整体やカウンセリングを通してお手伝いしていきます。
痛みを和らげることはゴールではありません。心と体が深いところで望んでいる健康的な生活をスタートさせるための前準備なのです。
当院からのメッセージ
人は、身体に既に備わっている「自然治癒力」や「生命力」に、自分ではなかなか気づけないものです。
しかし、その力はあなたの中で静かにしっかりと息づいていて、とてもパワフルです。
私はそのあなたの力を信じています。
治すのはあなた自身(の自己治癒力)であり、私はそれが働きやすいように一生懸命お手伝い致します。