アプライド・キネシオロジー | 整体は大阪心斎橋のエルンテ整体院
当整体院で使用している整体法は「体話式快復操法」と言い、古今東西の様々な手技療法を組み合わせています。
その中でもアプライド・キネシオロジーは「体話式快復操法」における代表的な検査方法や調整法として用いております。
ここでは、その「アプライド・キネシオロジー」(AK)についてご説明していきます。
「アプライド・キネシオロジー」という言葉は、”アプライド”+”キネシオロジー”という
二つの言葉が複合したものです。
まずキネシオロジーはギリシャ語のキネシス(運動)+オロジー(学問)を語源とし、
「人間の運動の科学」あるいは「生体力学」と定義されています。
解剖・神経・生理・物理および心理学などの科学の基礎知識を総合した科学のことです。
またアプライドは「応用=実用的に使用する」という意味があります。
よって、AKは「キネシオロジーの基礎的な科学を実用的に応用したもの」と言われています。
AKの歴史
キネシオロジー自体は古代ローマやギリシャ時代にさかのぼり、「生物学の父」と呼ばれた
アリストテレスの思想を起源とします。
中世ヨーロッパのルネッサンス期に活躍したレオナルド・ダ・ヴィンチは人体の構造と機能の研究でもよく知られ、キネシオロジーの先駆者として最も著名な一人だと言われています。
その後はキネシオロジー自体はほとんど進歩しなかったのですが、1964年にアメリカの
カイロプラクター、Dr.ジョージ・グッドハートの画期的な発見により、AKが誕生しました。
当時は、骨の歪みを整え正常な状態に治すことで健康上の大概の問題を改善・解決できると
考えられていました。
しかし、彼は骨を支えている筋肉の筋力が弱化していることに気づき、筋肉にアプローチすることで弱化の原因を取り除き、結果的に骨の歪みを整えることに成功したのです。
彼は、様々な治療家・医師や科学者の考えに関心をもち、カイロプラクティックの分野に留まりませんでした。例えば中国の鍼療法・リンパ排液法・栄養学・神経学などを研究し、様々な治療法や学問が昔から伝えてきた知恵や知識、研究結果を調べ続けたのです。
そして、それらのうちで活用できるものについて、AKに取り入れる方法を工夫し続けました。
既知のテクニックでは患者のカラダを改善できないとき、たとえそれがどんなに珍奇な方法であっても、果敢に新しいテクニックを試みたそうです。
これによって、AKは単なる手技療法のテクニックを超えて、一つの治療体系として確立してきたのです。
AKにおける健康の3大要素
図説 AKのテクニック(エンタプライズ刊)より
AKにおいて「健康」とは「構造」「化学」「精神」の3要素から成り立っていると考えられています。
これらの3要素は三角形の構成のように相互作用関係があり、健康とは、これら3要素が正三角形のごとくバランスが保たれている状態だと言われています。
この三角形の1辺が他の辺にどのように影響するかを考えてみます。
たとえばある種の食物や化学薬品(化学)は精神的障害(精神)を引き起こします。
すると恐怖感(精神)はアドレナリン(化学)の分泌を促します。
アドレナリン(化学)が分泌されると、戦闘や逃走への準備として骨格筋(構造)の緊張を高めるようになります。
また、首(構造)の筋が緊張を続けるとひどい頭痛や”うつ”(精神)を起こすことがあります。
感情的問題(精神)によって胃酸の分泌は亢進(化学)します。
胃酸過多になると胃は痛み、姿勢は前かがみ(構造)になります。
当院でも、この3要素の関連性を診ながら施術を行っていきます。
実際の施術で用いるAKの主な知識や手技
ロベットブラザー | 24個の椎骨から成り立っている背骨の関連性について。 背骨は上下で連動しています。 |
スイッチングチェックとその調整 | 脳における神経系の乱れを検査し、一時的に補正します。 施術を始める前に必ず行う簡単な体操を説明しています。 |
TL・チャレンジ・Oリングテスト | どこに歪みがあるのか、施術すべき部位かどうかを判断する検査方法です。 |
内臓筋肉反射 | ある特定の筋肉は特定の内臓と関係があり、内臓の状態の反射が 表れていることがあります。 |
神経リンパ反射 | 体の各部に存在する反射ポイントを用いて、内臓および筋肉の神経やリンパ液の流れ状態を調整し、歪みを取り除いていきます。 |
筋肉調整法 | 筋肉の強さをコントロールする固有受容器と、それを用いた筋肉の調整法について説明しています。 |