坐骨神経痛 セルフケア | 口コミNo.1の大阪心斎橋のエルンテ整体院
ここでは坐骨神経痛のセルフケアについて説明しています。
坐骨神経痛と梨状筋症候群
当院の坐骨神経痛の臨床例では梨状筋症候群による原因が多いです。
梨状筋症候群とは、お尻の上にある梨状筋(りじょうきん)という筋肉が緊張することで、その下を通っている坐骨神経を圧迫してしまうことで痛みが出る症状です。
梨状筋は太ももの骨(大腿骨)の大転子と呼ばれる部分から、骨盤の中央に位置する仙骨にかけてあります(
左図)。
この筋肉は爪先を外に向けている(がに股)時に緊張します。
大転子は股関節から外側に出っ張っている部分で、立った状態で脇腹から脚の方へ指で下っていくと、出っ張っている部分が確認できます。
出っ張っている大転子のお尻側に少し指を移動して、かかとを床につけたまま爪先を外側に回すと指で触れている部分が縮んだり伸びたりするのを感じます。
坐骨神経痛のセルフケア①「梨状筋を押圧してゆるめる」
梨状筋の付着部を確認できたら、指で少し強く押してみます。
その時、痛いもしくは痛気持ちいい感覚があれば、梨状筋が緊張しているサインです。
指で大転子の回りをやさしく押しながらほぐすと梨状筋の緊張はゆるみやすくなります。
ゴムボールをあてて痛くない程度に刺激するのでもOKです。
坐骨神経痛のセルフケア②「痛くない側の梨状筋を使う」
痛くない側の梨状筋を使って、坐骨神経痛を快復していく方法です。
痛くない側を壁の方にして仰向けに寝転び、壁側の股関節を90°に曲げて、膝は楽に曲げて
おきます。
太ももの角度を維持して、痛い側の梨状筋を指先で触りながら、痛くない方の膝で壁に向って側方に押します。
痛い(固い)側の梨状筋がゆるむのを指先で感じられるまで、壁を押す膝の力を徐々に強めながら続けます。ゆるみを感じたら終了します。
1回につき3~5分程度。毎日3回続けると数日から数週間で慢性的に緊張していた梨状筋が正常に働くようになります。
これは神経相互支配の原理を応用した方法です。