骨盤の歪み 原因 整体 | 整体は大阪心斎橋のエルンテ整体院
このページでは骨盤の歪みとその原因について説明しています。
骨盤の歪みとは?
よく言われる「骨盤の歪み」とは、上図中の仙腸関節で起こりやすいです。
仙腸関節とは、仙骨と寛骨をつなぐ左右一対の関節です。「滑面関節」と言われ、面と面が擦れ合うように接続しています。この接続部分の滑りの良さが骨盤の自由度を決めているのです(ただし中々動きにくい部分でもあります)。
この仙腸関節は前後左右に可動します。
その可動範囲は小さいのですが、微妙に可動することによって上半身と下半身の重心バランスを保っているのです。
骨盤の歪みはこの仙腸関節の可動性が悪くなった状態と言えます。
骨盤の歪みは股関節に影響する
下図は左右の仙腸関節がどの方向に動くのかを示しています。
主に前後の回転と内外への開閉の4つの方向です。
骨盤の歪みには、例えば
- 前方に回転したまま、後方に動かない。
- 外側に開いてるけど、内側に戻らない。
などの場合があります。
左右どちらかの仙腸関節に歪みが集中しやすく、ほとんど2方向の動きが同時に制限されていることが多いのです。
仙腸関節がずれると同時に股関節の位置もずれてしまいます。すると歩行に大きな影響を与えてしまうのです。
骨盤の歪みの原因
骨盤の歪みを起こす主な原因は日常生活での習慣です。それは以下の2つに大別されます。
1.静止時の偏った姿勢
横座り、脚を組んで座る、腰や背中を丸めて座る、脚を開いてお尻を落として座る、あぐらをかく、横向きに寝転んでテレビを見る、うつぶせに寝転んで本を読む、片足に重心をおいて立ち続ける、 子供を片側で抱く、車の運転姿勢など
2.歩行時の偏ったバランス
毎日歩く時に履く靴の種類(ヒールが高いか低いかによる重心位置の移動や靴底の厚さ)、 持ち運ぶ荷物の重さや左右のバランス、持つ側が偏っているなど
上記の姿勢が長時間続いたり、偏った重心バランスを繰り返すことで、
①筋肉もしくは筋繊維を覆う筋膜が、これらを効率よく行うために動作や姿勢のくせを記憶します。
②すると骨盤周りの筋肉の関係が前後左右でアンバランスになることで、
仙腸関節に影響を及ぼし骨盤が歪みやすくなるのです。
そして骨盤の歪みは、深層筋の緊張や拘縮(持続的な収縮)によって維持されるのです。