大阪 整体 筋肉調整 | 整体は大阪心斎橋のエルンテ整体院
このページでは、骨格を支える筋肉の特徴およびその調整法について詳しく説明しています。
固有受容器
固有受容器は、筋・腱・関節・内耳前庭にある受容器です。運動体位などの機能をもっています。
運動体位とは、例えば筋肉や腱、靭帯が伸ばされている状態、あるいは縮んで緊張している状態のことです。また体全体の姿勢がどういう状態にあるのかも含まれています。
体内の組織の状態を感知するセンサーみたいなイメージです。
筋肉や腱、靭帯の受容器は、ある姿勢をずっと保っている状態および収縮中の筋肉のストレスや無理には敏感です。
精密な調整による協調的かつ効果的でスムーズな人体の動作は、全体的な相互コミュニケーションを司る神経系の”コミュニケーション機能”があってこそなのです。
固有受容器の代表的な2種類
筋紡錘
筋紡錘は、筋肉の収縮繊維束の中に分布している、特殊な感覚器です。特に筋肉の中心部により多く集中しています。
この固有受容器は、筋肉の伸長に対して反応を起こしますが、収縮には反応しない特徴があります。
過度の伸長によって筋肉が傷ついたり機能が損なわれないように、信号を中枢神経に伝える働きをしているのです。
筋紡錘の構造は、それぞれの紡錘で少しずつ異なっていますが、共通項としては、液体の入った長さ2~20mmのカプセル状のもので成り立っていて、5~12の小さな特殊な筋肉を包んでいます。
ゴルギ(ゴルジ)腱器官
ゴルギ腱器官は、腱(筋肉と骨の付着部)の中に分布し、リンパ・スペースに囲まれた、線維カプセルに納まった腱線維の束から成り立っています。
この固有受容器は、主に腱の緊張の度合いを中枢神経に伝え、筋肉が過度に収縮して腱を損なうことのないよう防止する働きを担っています。
筋肉は計算値で表わされる強さよりも、実際はもっと強いものです。しかし、ゴルギ腱器官が筋肉や危険な大きい張力や緊張から付着を保護しているために、強さは抑制されているのです。
筋肉調整テクニック
筋肉の障害は、生理学的能力以上の伸長・収縮を招いた時に生じ、正常な状態に回復させる”何か”が作用するまで、その筋肉を収縮あるいは弛緩した状態のままにしておくものなのです。
こうした場合の「正常な状態に回復させる『何か』」とは一般的に休養、充分な睡眠、マッサージ、温める・・・等です。これらは一般的であるがゆえに効果があったりなかったりします。
効果が無かった場合=神経受容器が正常な機能にリセット(回復)しない場合こそ、以下のアプライド・キネシオロジーの簡単で精密な操作圧によってリセットするのです。
筋肉調整(1) ゴルギ腱器官を刺激する
(1)筋肉を強くする場合
まず筋肉の障害がある部分を見つけます。腱に指を当て筋線維にそって筋腹(筋肉の端から中央)に向けて直接に圧力を掛けます。
(1)筋肉を弱くする場合
まず筋肉の障害がある部分を見つけます。腱に指を当て筋線維にそって筋腹とは反対方向(筋肉の中央から外側)に向けて直接に圧力を掛けます。
筋肉調整(2) 筋紡錘を刺激する
ゴルギ腱器官とは全く反対方向に行います。
(1)筋肉を強くする場合
まず筋肉の障害がある部分を見つけます。筋腹の障害部に指を当て筋線維にそって筋腹から腱(筋肉の中央から端)に向けて引き離すように、直接に圧力を掛けます。
(1)筋肉を弱くする場合
まず筋肉の障害がある部分を見つけます。筋腹の障害部に指を当て筋線維にそって筋肉の端から中央に向けて近づけるように、直接に圧力を掛けます。