頭蓋仙骨療法 症状 | 整体は大阪心斎橋のエルンテ整体院
クラニオセイクラルセラピー
頭蓋仙骨療法(以下CST)は様々な症状に効果的です。
そのいくつかのテクニックを紹介します。
頭蓋底の解放
脳と脊髄神経を包みこんで、絶えず循環している脳脊髄液は、頭蓋内に老廃物を残します。
その老廃物は静脈によってすみやかに脳内から排出され、心臓で精製されるのです。
その静脈は後頭下筋群内を通っているために、後頭部から頸部(首)の境目あたりの筋肉が固くなっていると、すみやかな排出が行われなくなります。
すると、頭痛やめまい、肩こりがひどくなったり、首の可動性にも影響が出てきます。
当院に来院されるほとんどの方は後頭骨と首の境目の筋肉群が固くなっています。
この頭蓋底の解放テクニックは、後頭部と首の境目の筋肉群を施術者の指で支えることで、
クライアントの頭の重さを利用してゆっくりゆるめる方法です。
これを行う事で、脳内から老廃液の排出がスムーズに行われるようになり、一定時間後には深部の筋緊張がゆるみ、頭・目・肩・首・背中や腰などがすっきりしていきます。
この付近の筋肉が固い場合は頸椎の歪みと関係していることが多く、当院では頸椎の調整も
併せて行うことで、効果を上げています。
※脳の血管系障害(静・動脈瘤、脳梗塞、脳血栓)のある方は利用できません。
当院をご利用の際には必ず事前にお伝え下さい。
頭蓋仙骨リズムの調整(CV-4)
この方法は脳脊髄液(CSF)の流れを人為的に一時停止させる方法です。
静止点(スティルポイント)へ誘導することで、CSFの流れは一時的に停止します。
下図のような体勢で行います。
この静止点に誘導しCSFの流れを一時停止させ、再び軽く小さな圧を加えることで、
CSFが脳内から勢いよく力強く流れ出すようになります。
こうしてCSFによる頭蓋仙骨リズムが整えられると、自然治癒力が増大していきます。
また脳内の多くの重要な神経中枢の働き、横隔膜の活動、呼吸の自律的コントロールに影響を及ぼし、慢性的交感神経の過緊張を減少させていきます。
CV-4テクニックの適用範囲
このテクニックは色々な体の障害に対して同時に有効であり、「ショットガンテクニック」
とも言われています。
【 適用可能な障害の例 】
急性の捻挫や挫傷 | 慢性的疼痛問題 |
内臓の機能障害 | 自律神経系機能障害 |
リュウマチ性関節炎 | 局所的感染 |
情緒障害 | 側弯症 |
視覚障害 | 聴覚障害 |
上記以外にも
- 「脳と肺のうっ血の除去」
- 「有害な老廃物を体外へ排出」
- 「抗体の循環を促進」
- 「感染や毒性からの治癒」
- 「筋肉や関節の弛緩」
などに有効です。
イヤープル(側頭骨の減圧)
頭蓋仙骨リズムの周期的な循環の中心にあるのは蝶形骨であり、隣り合っている側頭骨に
その駆動力がダイレクトに伝わってきます。
左右の耳はこの側頭骨の上にあります。
また側頭骨は体の側面を通る筋膜ラインの始まりにあり、このラインは体の側面を通って足先まで繋がっているのです。
両耳を使って、側頭骨の圧力を減圧することで、CSFのリズムも自己治癒力が働きやすい方へと変化していきます。
それに伴い、蝶形骨の動きや体側面の筋膜ラインに影響を及ぼすため、一度に様々な箇所が変化していくのです。
これら上記のテクニックを行った後は
「体が軽い」「肩が楽になった」「腰のかたい張りが無くなった」
「すっきりした」「内臓の調子が良い」「体が柔らかくなった」
など体の機能が向上したり情緒的にリラックスしているなどの例がたくさんあります。